著作権法改正 そのダウンロードは適法? 違法?
2012/10/02 知財・ライセンス, 著作権法, その他

事案の概要
日本は米国に次ぐ世界第2位の音楽市場だが、配信サイトからのダウンロードのうち、合法的な購入はわずか1割にすぎないと推定されている。海賊版の配信を巡っては米国と欧州連合(EU)でも対策法が検討されたが、いずれも個人の自由やプライバシーの侵害だとして反発を呼んでいる。
日本レコード協会によれば、国内の音楽配信市場は昨年16%減と、2年連続で縮小した。そこで、日本の音楽業界が目標とするのは、2007年から違法ダウンロードの取り締まりに乗り出した韓国のケースだ。韓国の法律はネットのプロバイダーに、違法ダウンロードをしたユーザーへの警告を義務付けている。初回の警告で7割が違法行為を中止するといった効果が上がっているという。
コメント
これまで海賊版のダウンロード配信により、本来著作権者が受けられるべき利益が侵害されてきたことは確かである。著作権というとすぐさま頭に浮かぶのは書籍の類だろうが、記事の内容のように音楽や映像作品ももちろん保護されることになる。
あくまで、刑罰が科されるダウンロードは『違法と知りながら』なされたものに限られているが、合法的な公式配信サイトには「エルマーク」が表示されているはずである。これが無いサイトからのダウンロードをした場合には、違法であることを知っていたもしくは知っていた可能性があるという、いわゆる『未必の故意』が認められる可能性がある。
音楽等をダウンロードするときには「エルマーク」の有無には気をつけよう。
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