新日鉄住金が発足
2012/10/01   戦略法務, 会社法, メーカー

概要
鉄鋼国内最大手の新日本製鉄と3位の住友金属工業が1日合併し、粗鋼生産量で世界2位の巨大鉄鋼メーカーとなる新日鉄住金が発足した。規模だけではなく、技術力やコスト競争力など総合力で世界のトップを目指す。新会社は売上高において、首位のアルセルロール・ミタルに次ぐ規模となった。国内シェアは43%と圧倒的な存在感を誇る。
 鉄鋼業界の大型再編としては、1970年の八幡製鉄と富士製鉄の合併による新日鉄の誕生、2002年のNKKと川崎製鉄の合併によるJFEホールディングスの誕生以来となる。この数年鉄鋼メーカーを取り巻く環境は様変わりしており、韓国・中国メーカーの躍進に日本メーカーは押され、2011年の新日鉄の粗鋼生産量は第6位にまで後退していた。
 今回の合併で、新日鉄と住金は世界市場での生き残りを図る。国内鉄鋼業界は新日鉄住金とJFEの2強体制に再編される。
コメント
 国内需要が先細りする中で、生産体制の効率化・合理化を通じて、価格競争力を高めることを狙う。とはいえ、価格競争力を高めるのも容易ではない。なぜなら、鉄鋼の主原料となる鉄鉱石や石炭の供給はブラジルやオーストラリアの資源メジャーが独占しており、鋼材価格決定の主導権も増産を続ける中国に移るなどしているからだ。
 今後も、価格競争力を高めるためには、技術開発などを通じ更なる努力が求められる。
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