「外務省も生きていないことはわかっている」田原氏に賠償命令
2011/11/07 訴訟対応, 民事訴訟法, その他

概要
北朝鮮による拉致被害者の有本恵子さんらに関し、ジャーナリストの田原総一朗氏がテレビ番組で「外務省も生きていないことはわかっている」と発言したことを巡り、有本さんの両親が慰謝料を求める訴訟を提起していた。神戸地裁は4日、「合理的根拠のない発言で生存を願う原告の感情を害した」として、同氏に100万円の支払いを命じた。田原氏は同日、控訴する意向を明らかにした。
雑感
田原氏が言うように「民主主義社会ではジャーナリストや報道機関が外交や政治等の問題で自由に意見を言えることが不可欠」である。裁判所も「発言は政治的言論として高度の保護価値を有する」と一定の評価を示している。しかし、外務省幹部への取材の際に、恵子さんらは生きていないという認識を直接示す発言はなく、具体的質問や確認もしていなかったという裁判所の判断を前提とすると、情報の収集・分析・評価が公正かつ客観的になされているとはいえず、「合理的根拠なし」との判断も相当であったと思われる。
関連コンテンツ
新着情報
- 弁護士
- 目瀬 健太弁護士
- 弁護士法人かなめ
- 〒530-0047
大阪府大阪市北区西天満4丁目1−15 西天満内藤ビル 602号

- ニュース
- 建設会社の取締役だった男性に労災認定、役員の労働者性について2025.8.28
- 千葉県の建設会社の専務取締役だった男性(当時66)が2017年に亡くなった件で東金労働基準監督...

- 解説動画
奥村友宏 氏(LegalOn Technologies 執行役員、法務開発責任者、弁護士)
登島和弘 氏(新企業法務倶楽部 代表取締役…企業法務歴33年)
潮崎明憲 氏(株式会社パソナ 法務専門キャリアアドバイザー)
- [アーカイブ]”法務キャリア”の明暗を分ける!5年後に向けて必要なスキル・マインド・経験
- 終了
- 視聴時間1時間27分

- まとめ
- 11月1日施行、フリーランス新法をおさらい2024.11.11
- フリーランス・事業者間取引適正化等法、いわゆる「フリーランス新法」が11⽉1⽇に施⾏されました...

- 業務効率化
- LAWGUE公式資料ダウンロード

- 業務効率化
- 鈴与の契約書管理 公式資料ダウンロード

- 解説動画
加藤 賢弁護士
- 【無料】上場企業・IPO準備企業の会社法務部門・総務部門・経理部門の担当者が知っておきたい金融商品取引法の開示規制の基礎
- 終了
- 視聴時間1時間
- 弁護士
- 大谷 拓己弁護士
- 弁護士法人咲くやこの花法律事務所
- 〒550-0011
大阪府大阪市西区阿波座1丁目6−1 JMFビル西本町01 9階
- セミナー
松永 倫明 セールスマネージャー(株式会社Cyberzeal、Viettel Cyber Security所属)
阿久津 透 弁護士(弁護士法人GVA法律事務所/東京弁護士会所属)
- 【オンライン】経営と法務が備えるべきサイバーリスク~サイバー攻撃被害の現実と予防策〜
- 終了
- 2025/05/29
- 17:30~18:30