裁判員制度の合憲性 最高裁、初判断へ
2011/10/12 訴訟対応, 刑事法, その他

概要
この裁判は、フィリピン人女性の45歳の被告が覚醒剤を密輸しようとした罪に問われているもので、1審の裁判員裁判では懲役9年の判決が言い渡された。弁護側は、2審で裁判員裁判は憲法違反だと主張したが、控訴を退けられ、上告している。
最高裁は、12日の今日、大法廷で弁論を開き、当事者双方の言い分を聞いた。弁護側は、裁判員が一般の人から抽せんで選ばれることについて、「最高裁以外の裁判官は内閣が任命すると定めた憲法に違反しており、被告は公平な裁判を受ける権利を
奪われている」などと主張した。これに対し検察側は、「裁判官以外の者が裁判に加わることを禁止する規定は憲法になく、裁判員裁判は合憲だ」と主張した。
最高裁が裁判員裁判の合憲性について判断を示すのは初めてで、判決は年内にも言い渡される見通しだ。
コメント
裁判員制度は2009年5月から始まっているが、刑訴法の在り方を大きく変える国家プロジェクトとしてスタートした。このような国家の威信をかけたプロジェクトに対し、最高裁がまさか違憲と判断することはないと思うが、裁判員制度に対する初判断だけに、どのような判断が下されるのか注目される。
関連コンテンツ
新着情報

- 解説動画
奥村友宏 氏(LegalOn Technologies 執行役員、法務開発責任者、弁護士)
登島和弘 氏(新企業法務倶楽部 代表取締役…企業法務歴33年)
潮崎明憲 氏(株式会社パソナ 法務専門キャリアアドバイザー)
- [アーカイブ]”法務キャリア”の明暗を分ける!5年後に向けて必要なスキル・マインド・経験
- 終了
- 視聴時間1時間27分
- セミナー
茂木 翔 弁護士(弁護士法人GVA法律事務所/第一東京弁護士会所属)
- 【オンライン】暗号資産ファンドの最前線:制度改正と実務対応
- 終了
- 2025/05/29
- 12:00~13:00

- まとめ
- 11月1日施行、フリーランス新法をおさらい2024.11.11
- フリーランス・事業者間取引適正化等法、いわゆる「フリーランス新法」が11⽉1⽇に施⾏されました...

- 業務効率化
- LAWGUE公式資料ダウンロード

- ニュース
- 建設会社の取締役だった男性に労災認定、役員の労働者性について2025.8.28
- 千葉県の建設会社の専務取締役だった男性(当時66)が2017年に亡くなった件で東金労働基準監督...
- 弁護士
- 福丸 智温弁護士
- 弁護士法人かなめ
- 〒530-0047
大阪府大阪市北区西天満4丁目1−15 西天満内藤ビル 602号

- 業務効率化
- Hubble公式資料ダウンロード

- 解説動画
岡 伸夫弁護士
- 【無料】監査等委員会設置会社への移行手続きの検討 (最近の法令・他社動向等を踏まえて)
- 終了
- 視聴時間57分
- 弁護士
- 境 孝也弁護士
- さかい総合法律事務所
- 〒105-0004
東京都港区新橋3-9-10 天翔新橋ビル6階