宗教界でも「暴力団排除」
2011/11/21   コンプライアンス, 民法・商法, その他

概要
天台宗総本山の比叡山延暦寺(大津市)が6月下旬、指定暴力団山口組(総本部・神戸市)に「今後、組関係者の参拝は受け入れられない」とする内容の通知を送っていた。家族の参拝も断るという。組側からは「了解した」との回答を得た。
延暦寺の阿弥陀堂には、山口組の初代〜4代目組長の位牌がに安置されている。2006年4月には、全国の幹部約90人が集まって歴代組長の法要が営まれた。同寺はこの法要を引き受けたことにつき「甚だ軽率な行為だった」とし、代表役員ら計7人が引責辞任した。その後は「個人の参拝まで拒むのは難しい」として毎年、組側からの連絡を受けて親族の参拝を受け入れてきた。しかし、滋賀県警によると、親族ではない組関係者の参拝も確認されたため、今年5月、家族を含めて関係者の参拝を一切認めないことを決め、6月下旬に組側へ文書で通知した。
雑感
市民生活における暴力団排除の機運の高まりを考えると、宗教界も例外ではないのであろう。
同寺の関係者は「純粋な宗教心までさえぎれるのか、と葛藤もあった」という。確かに、純粋な宗教心や死者を偲ぶ心情も尊重に値するが、個人としての参拝は禁じられていないのであれば、信教の自由は守られており、同寺の対応は適切なものであったと考える。
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