「震災」と「詐欺」
2011/03/17 消費者取引関連法務, 民法・商法, その他

記事概要
国民生活センターなどでは、さまざまなお問い合わせがあるようだ。
ここ数日で、さまざまな情報が飛び交っている。とくに、ネットでは、嘘なのか、本当なのか、よく分からない情報があふれている。そんな人々の不安な心の隙間に乗じて、詐欺などの被害が出始めている。
それは、必然なのかもしれないが、十分に注意をするべきである。
大切なのは、情報をきちんと整理することだろう。
そして、自分自身も、知識をつけておくべきことだ。
さらに、お金を出す時には、人に相談することである。
詐欺にかからない!ということは、不可能に近い。人間である以上、心に隙間が生じないことはない。ただ、それを踏まえた上で、落ち着いて対応すれば大丈夫だと思う。
震災に乗じての詐欺として考えらるのは、
・募金に関するもの(街頭募金詐欺なども)
・リフォームなど
・原発に関する商品など
・保険に関するもの
・オレオレ詐欺のように被災者を装う振り込め詐欺
・預金など個人情報を聞き出すもの
・公的機関を装った振り込め詐欺など
基本的には、個人情報とお金を、ターゲットから引き出すのが目的。
しかし、緊急に個人情報や現金を必要とする場合は少ないはずだ。
一度時間をとって、考えてみる。相談してみる。調べてみる。
1日くらい遅れたとしても、この混乱状態である。問題ないことが多いはずだ。
「不安につけこみ、あおり、考えさせない。」
だから、深呼吸して、ちょっと考えてみましょう!
最後に
きっと、今回の震災に限らず、このような状況では詐欺はなくならない。いつの時代でも、そうなのだろう。「クロサギ」という漫画がある。これは、詐欺を舞台とした漫画であるが、いろいろと考えさせられる内容になっており、ビジネスマンでも読める漫画である。ご興味のあるかたは、一読してみることを勧めてみる。
関連リンク
関連コンテンツ
新着情報

- ニュース
- フォークリフトを無資格で運転させ書類送検、労働安全衛生法の規制について2025.6.6
- 鹿児島県の畜産会社が無資格の従業員にフォークリフトを運転させ、同僚を怪我させたとして、労働基準...

- まとめ
- 中国:AI生成画像の著作権侵害を認めた初の判決~その概要と文化庁「考え方」との比較~2024.4.3
- 「生成AIにより他人著作物の類似物が生成された場合に著作権侵害が認められるか」。この問題に関し...
- 弁護士
- 片山 優弁護士
- オリンピア法律事務所
- 〒460-0002
愛知県名古屋市中区丸の内一丁目17番19号 キリックス丸の内ビル5階
- セミナー
松永 倫明 セールスマネージャー(株式会社Cyberzeal、Viettel Cyber Security所属)
阿久津 透 弁護士(弁護士法人GVA法律事務所/東京弁護士会所属)
- 【オンライン】経営と法務が備えるべきサイバーリスク~サイバー攻撃被害の現実と予防策〜
- 終了
- 2025/05/29
- 17:30~18:30

- 解説動画
江嵜 宗利弁護士
- 【無料】新たなステージに入ったNFTビジネス ~Web3.0の最新動向と法的論点の解説~
- 終了
- 視聴時間1時間15分

- 業務効率化
- ContractS CLM公式資料ダウンロード

- 業務効率化
- LAWGUE公式資料ダウンロード
- 弁護士
- 原内 直哉弁護士
- インテンス法律事務所
- 〒162-0814
東京都新宿区新小川町4番7号アオヤギビル3階

- 解説動画
奥村友宏 氏(LegalOn Technologies 執行役員、法務開発責任者、弁護士)
登島和弘 氏(新企業法務倶楽部 代表取締役…企業法務歴33年)
潮崎明憲 氏(株式会社パソナ 法務専門キャリアアドバイザー)
- [アーカイブ]”法務キャリア”の明暗を分ける!5年後に向けて必要なスキル・マインド・経験
- 終了
- 視聴時間1時間27分