三菱重工 規定違反1000件超
2011/08/30 コンプライアンス, 民法・商法, メーカー

概要
三菱重工の航空機やロケット用の部品を製造している工場で、製造過程での規定違反が1191件あることが判明した。違反の内容は、社内資格の要する業務を無資格の者に担当させていたり、部品の製造過程を省略していたりというもの。
この問題の経緯は、同社の内部告発で明らかになった。同社は6月に、事実に関する公開報告として、部品の製造過程で規定違反を確認、安全上は問題ないが、対策は講じるとしていた。そして、今回、同社から国土交通省への再報告書の中で、1000件超の違反が判明した。
総評
今回の問題で、同社は当初規定違反は、安全上、問題ないとしていたが、航空機を利用する側の立場になれば、このような言い分は論外としかいえない。特に、本件は、航空機やロケットの分野で安全より、納期が優先されているという状況は、明らかに問題だろう。三菱重工は、日本を代表する企業の一つであり、しっかりとしたコンプライアンス体制の構築が求められる。
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