サントリーが清涼飲料事業でベトナムに進出、米ペプシコと資本提携
2012/10/23 海外進出, 外国法, メーカー

事案の概要
飲料大手のサントリーが、アメリカ清涼飲料大手のペプシコの現地法人に51%を出資する資本提携を結び、清涼飲料事業でベトナムに進出すると発表した。
ベトナムにおける飲料ビジネスの展開を目指すサントリーと、成長著しい新興国において飲料ビジネスのさらなる強化を図るペプシコの意向が一致したことから、ベトナムにおける資本提携に至った。
ペプシコの現地法人「ペプシコインターナショナルベトナムカンパニー」は、「ペプシコーラ」等を製造・販売しており、ベトナムの清涼飲料市場においてシェア20%を擁し(2011年度)、コカ・コーラの地元メーカーを抑えてトップに立っているという。出資完了後もペプシコ商品の製造・販売を引き継ぎ、将来的にはサントリーブランドのお茶、炭酸飲料、コーヒー飲料等の生産も検討する。
コメント
ベトナムは、消費市場の持続的な成長が見込まれており、日本のビール、飲料大手メーカーの進出が相次いでいる。飲料事業は、商品自体に魅力があっても、流通ネットワークをしっかり作らない限り消費者の手に届かない。特にベトナムは伝統的な小売店(小さな個人の食料雑貨店)での販売が主要な小売業態となっているため、既に販路を確立している現地法人へ出資しその販路を活用することは理に適っている。
ベトナムの経済成長に伴い飲料市場も近年、毎年20%前後の成長を見せており、今後数年はこの水準を維持すると見られている。このうち、お茶系の市場は既に飽和状態にあり、著しい成長は難しいという見方もあるが、依然として競争は激しく、日本のブランド茶を販売、流通させるチャンスはあると考えられる。
関連コンテンツ
新着情報
- 業務効率化
- Hubble公式資料ダウンロード
- セミナー
森田 芳玄 弁護士(弁護士法人GVA法律事務所 パートナー/東京弁護士会所属)
- 【オンライン】IPOを見据えた内部調査・第三者委員会活用のポイント
- 終了
- 2025/05/21
- 12:00~12:45
- まとめ
- 株主総会の手続き まとめ2024.4.18
- どの企業でも毎年事業年度終了後の一定期間内に定時株主総会を招集することが求められております。...
- 業務効率化
- ContractS CLM公式資料ダウンロード
- ニュース
- 警視庁が退職代行「モームリ」を家宅捜索、弁護士法の規制について2025.10.23
- 退職代行サービス「モームリ」を運営する会社に警視庁が家宅捜索を行っていたことがわかりました。弁...
- 弁護士

- 大谷 拓己弁護士
- 弁護士法人咲くやこの花法律事務所
- 〒550-0011
大阪府大阪市西区阿波座1丁目6−1 JMFビル西本町01 9階
- 解説動画
斎藤 誠(三井住友信託銀行株式会社 ガバナンスコンサルティング部 部長(法務管掌))
斉藤 航(株式会社ブイキューブ バーチャル株主総会プロダクトマーケティングマネージャー)
- 【オンライン】電子提供制度下の株主総会振返りとバーチャル株主総会の挑戦 ~インタラクティブなバーチャル株主総会とは~
- 終了
- 視聴時間1時間8分
- 弁護士
- 境 孝也弁護士
- さかい総合法律事務所
- 〒105-0004
東京都港区新橋3-9-10 天翔新橋ビル6階
- 解説動画
江嵜 宗利弁護士
- 【無料】新たなステージに入ったNFTビジネス ~Web3.0の最新動向と法的論点の解説~
- 終了
- 視聴時間1時間15分











