アスベスト問題、国の責任とは
2011/08/23 訴訟対応, 民事訴訟法, その他

事実概要
アスベストによる健康被害受けた被害者が国に損害賠償を提起した事例につき、訴審判決が25日に大阪高裁で言い渡される。この事例につき、第1審では、国の責任が認められており、この判断を高裁が維持するか否かが注目される。他方、1審では近隣住民ら3人が敗訴しており、全員の救済を原告の主張がどこまで認められるかも注目される。
戦後最大の労働災害、アスベスト問題
アスベストは、長期的・日常的に吸い込むと、肺線維症、肺癌の他、稀な腫瘍である悪性中皮腫の原因になるとされている。この問題の恐ろしいところは、潜伏期間が約30年と言われ、気付いたときには症状がかなり進んでしまっていることが多いところにある。建材として以前は多量のアスベストが使用されていた。阪神大震災の時にも建物崩壊と同時に多量のアスベストが宙に舞っており、戦後最大の労働災害といわれている。
雑感
アスベスト問題ほど大規模の労働災害になると、関連企業だけでなく、国の責任を認定していくことが被害者の救済につながる。被害者の多さから、関連企業の資力だけでは賠償しきれない可能性もあるからである。この判決は、今後のアスベスト訴訟の行方を左右する重要な判決にもなりかねないため、慎重な判断を期待するとともに、今後の判例の動向も注意して見守っていきたい。
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