【法務NAVIまとめ】M&Aについて
2016/07/08 戦略法務, M&A, 会社法, その他

はじめに
2005年のライブドアによる日本放送株の敵対的買収は記憶に新しいものであるが、それ以来、M&Aという言葉をよく耳にする。M&Aは、コア事業強化や、事業の成長・展開の効率化を進めるために頻繁に行われている。そこでM&Aとはどのようなものなのかを見ていきます。
M&Aとは
M&Aとは『Merger and Acquisition』の略で、企業買収(企業の合併と買収)と訳される。
企業が成長や安定のために行う戦略的な手法のひとつであり、一般的に、企業間の合併・買収だけではなく、ある事業部だけの譲渡や資本提携なども含めた、広角的な提携も含んでいる。
M&Aの意義
企業にとってのメリット・デメリット
企業にとって関心事となるのが、M&Aによってどのような利点と欠点があるのかということである。
・メリット
事業規模拡大・新規事業の参入・資金調達力の向上等である。
M&Aメリット
・デメリット
社内雰囲気悪化の危険・労働条件の変更による動揺である。
M&Aのデメリット
法務担当者はM&Aにあたって何をしているのか
・秘密保持契約締結
秘密保持契約を締結することによって互いの企業について情報を収集し、また取引内容について交渉を始めることができる。
秘密保持契約
・法務デューデリジェンス
デューデリジェンスとは、M&A対象会社や事業に関する様々な法務リスクに係る調査のことである。
問題点や改善点を抽出し、今後のM&Aの支障となるものがないかを発見するためにもデューデリジェンスは重要である。
法務デューデリジェンスの手順及び内容
・本契約締結
本契約に織り込まなければならない内容の精査をする。
契約締結
M&A最近の事例
・アース製薬
アース製薬と大幸薬品が資本業務提携
・ダスキン
ダスキンは、カンボジア、マレーシアのドーナツチェーン運営会社の株式90パーセントを取得し、子会社化
・日本ハム
日本ハムは、北海道乳業との資本業務提携へ向けた基本合意締結
・日本製紙
日本製紙は、米国総合林産企業のグループより液体用紙容器原紙事業を譲受
コメント
デューデリジェンスは、聞き慣れていないワードであるが、M&Aのリスク回避や情報収集のためにも今後注意されたい。
関連コンテンツ
新着情報

- まとめ
- 中国「データ越境移転促進・規範化規定」解説2024.4.23
- 中国の現行法令上, 香港・マカオ・台湾を除く中国本土内(「境内」)から境外への個人情報等の移転...

- ニュース
- 相場操縦でSMBC日興証券元副社長に有罪判決2025.7.23
- SMBC日興証券の相場操縦事件で、金商法違反の罪に問われた元副社長に対し東京地裁が22日、懲役...
- 弁護士
- 大谷 拓己弁護士
- 弁護士法人咲くやこの花法律事務所
- 〒550-0011
大阪府大阪市西区阿波座1丁目6−1 JMFビル西本町01 9階
- 弁護士
- 福丸 智温弁護士
- 弁護士法人かなめ
- 〒530-0047
大阪府大阪市北区西天満4丁目1−15 西天満内藤ビル 602号
- セミナー
森田 芳玄 弁護士(弁護士法人GVA法律事務所 パートナー/東京弁護士会所属)
- 【オンライン】IPOを見据えた内部調査・第三者委員会活用のポイント
- 終了
- 2025/05/21
- 12:00~12:45

- 業務効率化
- クラウドリーガル公式資料ダウンロード

- 解説動画
岡 伸夫弁護士
- 【無料】監査等委員会設置会社への移行手続きの検討 (最近の法令・他社動向等を踏まえて)
- 終了
- 視聴時間57分

- 解説動画
江嵜 宗利弁護士
- 【無料】新たなステージに入ったNFTビジネス ~Web3.0の最新動向と法的論点の解説~
- 終了
- 視聴時間1時間15分

- 業務効率化
- Mercator® by Citco公式資料ダウンロード