プーチン氏の弾圧に関する考察
2012/06/07 海外進出, 外国法, その他

事案の概要
ロシア上院は国内で広がる反政府抗議運動を封じる狙いで、デモ規制を強化する法案を賛成多数で可決した。野党は法案が「集会の自由」に反すると反対していたが、議会で多数を占める政権与党「統一ロシア」が強引に通過させた。下院も可決しており、プーチン大統領は早急に署名し、12日予定の大規模デモまでに法律を発効させて抑え込む構えだ。
法案は、違法行為に発展したデモ参加者への罰金を大幅に引き上げた。また新たに非公式団体がデモを主催した場合、団体責任者も罰則対象に加え、参加者のマスク着用を禁じるなど、規則を軒並み強化している。
プーチン氏は大統領選で63.6%の票を獲得し、昨年の下院選直後から広がった反政府運動を抑え込む格好で返り咲き、事実上の最高権力者の座を維持してきた。しかしモスクワで6日に開かれた抗議デモには2万人以上が参加し、反体制派の指導者を含めた436人が拘束され、70人以上が負傷する混乱を招いた。モスクワでは7日にも複数の無許可の抗議運動が発生し、ロシア通信などによると、120人以上が拘束され「反プーチン感情」の根強さを浮き彫りにしている。
コメント
プーチン氏は永く国家の最高権力者の座に君臨し、市民の間には飽きに加え腐敗に対する不満が強い。デモの動きが出るのはある意味自然かもしれない。
プーチン氏はこれまで選挙のため、市民に対し懐柔的な政策をとっていたが、選挙が終わったことで弾圧の実施を行っている。市民の抵抗とプーチン氏の弾圧、この流れはしばらく続くだろう。
関連コンテンツ
新着情報

- 業務効率化
- クラウドリーガル公式資料ダウンロード

- 解説動画
斎藤 誠(三井住友信託銀行株式会社 ガバナンスコンサルティング部 部長(法務管掌))
斉藤 航(株式会社ブイキューブ バーチャル株主総会プロダクトマーケティングマネージャー)
- 【オンライン】電子提供制度下の株主総会振返りとバーチャル株主総会の挑戦 ~インタラクティブなバーチャル株主総会とは~
- 終了
- 視聴時間1時間8分
- 弁護士
- 目瀬 健太弁護士
- 弁護士法人かなめ
- 〒530-0047
大阪府大阪市北区西天満4丁目1−15 西天満内藤ビル 602号
- 弁護士
- 原内 直哉弁護士
- インテンス法律事務所
- 〒162-0814
東京都新宿区新小川町4番7号アオヤギビル3階

- ニュース
- 10月1日から施行、改正育児・介護休業法について2025.9.4
- NEW
- 令和6年改正の育児・介護休業法の一部がまもなく施行されます。子供を養育する従業員に対し一定の措...

- 解説動画
加藤 賢弁護士
- 【無料】上場企業・IPO準備企業の会社法務部門・総務部門・経理部門の担当者が知っておきたい金融商品取引法の開示規制の基礎
- 終了
- 視聴時間1時間

- 業務効率化
- Mercator® by Citco公式資料ダウンロード

- まとめ
- 中国「データ越境移転促進・規範化規定」解説2024.4.23
- 中国の現行法令上, 香港・マカオ・台湾を除く中国本土内(「境内」)から境外への個人情報等の移転...

- セミナー
片岡 玄一 氏(株式会社KADOKAWA グループ内部統制局 法務部 部長)
藤原 総一郎 氏(長島・大野・常松法律事務所 マネージング・パートナー)
板谷 隆平(MNTSQ株式会社 代表取締役/ 長島・大野・常松法律事務所 弁護士)
- 【オンライン】CORE 8による法務部門の革新:企業法務の未来を創る!KADOKAWAに学ぶ プレイブック×AIで切り拓く業務変革
- 終了
- 2025/06/30
- 23:59~23:59