コンプライアンスコンテストって知ってますか?
2011/03/10 コンプライアンス, 民法・商法, その他

事実関係
皆さんはコンプライアンスアイデアコンテストなる催しがあることをご存知でしょうか?ある会社が主催しているもので、「コンプライアンス意識向上に役立つアイデア」を募集するものです。
最優秀作品は、企業でコンプライアンス推進を担当されている方(7社)の厳正なる審査により、選ばれるそうですが、今年も、様々なアイデアの募集があったようです。
例えば、各社のコンプライアンス状況を測定するために、半年に1度程度の頻度で、各社無作為に選出した者に対してコンプライアンス意識レベル評価を実施するというもの、コンプライアンス啓発を目的とした社内キャラクターを作るというもの、
会社の封筒に企業のコンプライアンス理念や宣言などを刷り込んで、社員が封筒を使うたびに、「コンプライアンス」「コンプライアンス」「コンプライアンス」「コンプライアンス」と意識付けるというもの、イントラネット上に、社内コンプライアンス報告サイトを作成し、コンプライアンスに関する情報やニュースを随時掲載するといったものなどです。
なかなか、ユニークなアイデアが多くて、それらを見てるだけでちょっと楽しい気分になりますよね。
私の見解
このようなユニークなアイデアを眺めていると、自分も何かいいアイデアを出せないかと考えてしまうのが人間です。
私は、コンプライアンス意識向上には、単純に、「コンプライアンス」という抽象的な事象について、自分の頭で考えてもらう機会を持ってもらうことが一番大切だと考えています。つまり、「コンプライアンス」とはなんなのか?これが守られないときにどのような結果をもたらすおそれがあるのか?これらを、誰かに教えてもらうのでなく、自分の言葉で説明する機会を増やすことが必要だと思います。
そこで、私のアイデアですが、社内で、「もしも、~~の世界でコンプライアンスの問題が起きたら」という、【もしもシリーズ・スピーチコンテスト】を行うというのはいかがでしょうか。皆に馴染みのある架空の世界について、コンプライアンスにまつわる想像を膨らませて、いかに優れたストーリーを作れるか。
もしも、アンパ●マンの世界でジャムおじ●ん製造のアンパ●マンの顔に異物混入が起き、それをバ●子さんが発見したにも関わらず、作り直すのが面倒で黙殺したら…。
アンパ●マンは、せっかく顔を新調しても、力が発揮できずに、バイキ●マンに完敗。後に異物混入が判明して、ジャムおじ●んは、バ●子さんを懲戒解雇。アンパ●マンはジャムおじ●んの製造するパンに対する信頼を失い、顔が濡れているにも関わらず、新しい顔が飛んできても、スウェイでよける始末。アンパ●マンは顔が濡れたり、顔を誰かに食べさせる度にバイキ●マンに負け続け、パトロール業を引退。
ジャムおじ●んが異物混入時の報告について、バ●子さんにもっと徹底していれば、バ●子さんが異物混入のもたらしうる結果について、もっと強い認識を持っていれば、ジャムおじ●んが、異物混入発覚後に、コンプライアンス体制の構築を宣言し、同様の事故の発生を防ぐ手立てを明確化して、アンパ●マンの信頼の回復に努めていたら…。
このような馬鹿げた話を、各々が軽い気持ちで空想してもらって、コンプライアンスについて自分なりに考えてもらい発表する。少しは、コンプライアンス意識の向上に繋がるのではないでしょうか。皆さんが、どのような「もしもシリーズ・スピーチ」を考えるのか、かなり興味のあるところです。
ちなみに、上述しました今年のコンプライアンスアイデアコンテストの「最優秀賞」は、該当者なしだったそうです。皆さんなら、どのようなアイデアを出して、最優秀賞を狙いますか?来年の最優秀賞を賭けての戦いは既に始まっています。
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