食品提供サービスと法務
2012/12/07 法務相談一般, 食品衛生法, その他
事案の概要
焼肉店大手の安楽亭は9月に販売を再開した牛肉のユッケ料理の取扱店を拡大する。
来週にも埼玉県内の店で販売を始め、計5店に増やす。
消費者の受けが良いためで、店を管轄する保健所の許可が得られ次第、提供をさらに追加する。
同社は他の焼肉チェーンで発生した集団食中毒事件を受けて昨年、牛ユッケの販売を中止した。
その後、厚生労働省が新たに定めた生食用牛肉の衛生基準に対応した生肉の供給体制を整え、販売を再開した。
コメント
生肉摂取による中毒症状は時に命に関わる。
それにも関わらず、生肉(ユッケやレバ刺しなど)を食べる需要は依然として高い。
需要がある限り供給しようとすることは企業として当然の姿勢であろう。
その際、重要になるのは法令等の定める衛生基準についての把握である。
衛生基準は時宜に沿ったものでなければ意味を成さない。そのため、同基準は流動的である。
企業法務としては最新の同基準を把握しなければならない。
そして、これに基づき指導し実践させることは企業の信頼を獲得していく上で必要不可欠のものである。
今季節は冬となり、食中毒の心配をつい怠りがちである。
しかし、ノロウイルスなどによる食中毒には十分気をつける必要がある。
今日、東京は同ウイルスの流行警報基準を超えた。
こうした最新情報についても目を光らせることは企業法務としても重要である。
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