インサイダー取引の罰則強化へ
2012/10/19 金融法務, 金融商品取引法, 金融・証券・保険

事案の概要
日本証券業協会(以下、日証協)は16日、インサイダー取引問題で情報管理態勢に不備があったことなどを理由として、野村證券に過去最大となる3億円の過怠金を科すと発表していた。
その影響を受けて、日証協は17日、インサイダー取引などの問題を起こした証券会社に科す過怠金について、上限の引き上げを検討すると発表した。
過怠金は、証券会社に対する罰金に該当するもので、2009年1月に上限をこれまでの1億円から5億円に引き上げていた。
また、自らインサイダー取引に関係するなどの重大違反を犯した社員の雇用を証券会社に禁止し、業界から永久追放する制度も厳格化の方向で見直す。
今後は、金融審議会における不正取引に関する規制取引の議論なども踏まえ、13年6月を目処に結論を出したい構えだ。
コメント
証券市場の取引において、未公開の重要な内部情報を知りうる立場を利用して行う当該株式の不公正取引であるインサイダー取引は、一般投資家に経済的損害を与えるだけでなく、証券市場の信用性・公平性をも害する。罰則の強化を含めた制度の見直しは、妥当と言えるだろう。
関連コンテンツ
新着情報

- 業務効率化
- Legaledge公式資料ダウンロード

- 業務効率化
- 鈴与の契約書管理 公式資料ダウンロード
- 弁護士
- 松田 康隆弁護士
- ロジットパートナーズ法律会計事務所
- 〒141-0031
東京都品川区西五反田1-30-2ウィン五反田ビル2階

- まとめ
- 中国「データ越境移転促進・規範化規定」解説2024.4.23
- 中国の現行法令上, 香港・マカオ・台湾を除く中国本土内(「境内」)から境外への個人情報等の移転...
- セミナー
茂木 翔 弁護士(弁護士法人GVA法律事務所/第一東京弁護士会所属)
- 【オンライン】暗号資産ファンドの最前線:制度改正と実務対応
- 終了
- 2025/05/29
- 12:00~13:00

- 解説動画
浅田 一樹弁護士
- 【無料】国際契約における準拠法と紛争解決条項
- 終了
- 視聴時間1時間
- 弁護士
- 水守 真由弁護士
- 弁護士法人かなめ
- 〒530-0047
大阪府大阪市北区西天満4丁目1−15 西天満内藤ビル 602号

- ニュース
- オランダ - 大企業向け新たな財務諸表提出要件2025.6.20
- NEW
- オランダでは、2025年度の財務報告から適用される大企業向けの新たな要件が導入され、財務報告制...

- 解説動画
江嵜 宗利弁護士
- 【無料】新たなステージに入ったNFTビジネス ~Web3.0の最新動向と法的論点の解説~
- 終了
- 視聴時間1時間15分