消費者庁、ドラッグストア「ザクザク」へ警告 ポイントが問題に
2010/09/01 広告法務, 消費者取引関連法務, 景品表示法, 流通
消費者庁は8月26日、ドラッグストア「ザクザク」を経営する「株式会社ザクザク」(岡山県岡山市)に対し、同社の商品販売時に付与するポイントシステムに係る表示について、景品表示法(以下、「景表法※」)に違反するおそれがあるものとして警告を行った。
消費者庁の公表した内容によると、「ザクザク」は店内のPOP表示、新聞折り込みチラシにおいては「105円で1ポイント換算 通常3倍 土日6倍」(当該広告より抜粋)という記載をしていた。これに対し、その実態は購入金額105円あたり平日で3ポイント、土曜日および日曜日は6ポイントを付与していた。この点について、同社の「105円で1ポイント換算」という基準は、実態のないものと判断された。
小売業にとってポイントシステムは顧客囲い込みの重要な手段となるが、その表示法によっては処分を受ける対象ともなり得るので、導入されている企業におかれては今一度内容に不備がないか、再確認していただきたい。
景表法
景表法は商品・サービスの取引において不当な景品・表示により一般消費者の合理的・自主的選択を阻害されることを防止し、一般消費者の利益を保護することを目的とする。(1条)
また、取引条件について実際のものまたは同業他社よりも著しく有利であると一般消費者に誤認される表示により不当に顧客を誘引し、その合理的自主的選択を阻害する恐れがあると認められる表示をしてはならない(4条1項2号)、と規定している。
関連コンテンツ
新着情報
- セミナー
- 大橋 乃梨子 弁護士(弁護士法人GVA法律事務所 /東京弁護士会所属)
- 【オンライン】令和6年4月施行の労働関連法の改正について
- 2024/05/24
- 12:00~13:00
- 弁護士
- 淺田 祐実弁護士
- 弁護士法人かなめ
- 〒530-0047
大阪府大阪市北区西天満4丁目1−15 西天満内藤ビル 602号
- 解説動画
- 大東 泰雄弁護士
- 【無料】優越的地位の濫用・下請法の最新トピック一挙解説 ~コスト上昇下での価格交渉・インボイス制度対応の留意点~
- 終了
- 視聴時間1時間
- 解説動画
- 浅田 一樹弁護士
- 【無料】国際契約における準拠法と紛争解決条項
- 終了
- 視聴時間1時間
- 業務効率化
- LegalForce公式資料ダウンロード
- まとめ
- 会社の資金調達方法とその手続き まとめ2024.3.25
- 企業が事業活動を行う上で資金が必要となってきます。このような場合、企業はどのようにして資金調達...
- 業務効率化
- Legaledge公式資料ダウンロード
- ニュース
- 兵庫県警が特別警戒対策室を設置、総会屋規制について2024.5.16
- NEW
- 今年も定時株主総会の季節が来ました。これに伴い兵庫県警は12日、総会屋の企業に対する不当要求...
- 弁護士
- 松田 康隆弁護士
- ロジットパートナーズ法律会計事務所
- 〒141-0031
東京都品川区西五反田1-26-2五反田サンハイツビル2階