偽1級建築士の男を逮捕 90件以上の物件に関与か
2012/10/09   法務相談一般, 民法・商法, その他

事案の概要

 1級建築士の資格を持っていると偽り、建築物の設計や監理に関わったとして、神奈川県警は9日、建築士法違反(1級建築士の詐称)と偽造公文書行使の疑いで、相模原市中央区田名の無職、石岡秀逸容疑者(64)を逮捕した。県が同日、告発した。「2級建築士では仕事が取りにくかった」などと供述し容疑を認めているという。

 逮捕容疑は昨年2月から9月の間、住宅や会社事務所の建築確認申請の際に「1級建築士」などと虚偽の記載をした書類や、偽造された1級建築士の免許証のコピーを、計4回にわたり検査機関に提出したとしている。

 県警によると、石岡容疑者は2級建築士の免許を受け、平成2年に1級建築士の男性を管理建築士として事務所を設立。平成4年に1級建築士の男性は死亡したが、その男性の免許証を修正テープで消して書き換えるなどして偽造された免許証を使い、1級建築士と偽って仕事をしていたとみられる。石岡容疑者は、神奈川県内の91件の物件に関与したとみられ、1級建築士の資格が必要な物件は、そのうち6件とみられる。ただ、ほとんどの物件で建築士法の時効を迎えているという。

コメント

 1級建築士の免許証偽造や詐称が各地で相次いだとして、国土交通省は7月、都道府県に調査を指示し、違法行為を告発するよう求めていた。
9月には、無資格の偽医師が医師免許証などを偽造し、健康診断を行なっていたことも発覚している。
専門家を利用する際には、利用する側も免許等をよく確認することで、偽免許の利用を防ぎたい。

建築士法

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