【法務NAVIまとめ】個人情報の漏洩を防ぐために…それでも、漏洩してしまったら


個人情報の漏洩・流出
7月8日、株式会社BookLiveは、同社のアルバムアプリ「リコネ」にて、個人情報が流出した可能性があること及び同サービスの終了を発表し、これに対するお詫びをしました。
同社が調査を実施したところ、一部ユーザーが別の家族の情報(最大38件)を閲覧できる状態となっていたとのことです。
出典:BookLive、家族情報流出の可能性でアルバムアプリ「リコネ」のサービスを終了

個人情報保護法とは
情報化の急速な発展により、個人の権利利益の侵害の危険性が高まったこと、国際的な法制定の動向等を受けて、平成15年5月に公布され、平成17年4月に全面施行されました。
そして、平成27年9月に改正個人情報保護法が公布され、公布から2年以内に全面施行されます。
同法は、主として、個人の権利利益の保護のために、個人情報と、取扱事業者に対して守るべき義務等を定めた法律です。
出典:個人情報保護法とは – 個人情報保護委員会

個人情報保護法の義務の対象
平成27年の改正前の個人情報保護法では、事業活動に利用している個人情報が5000人分以下の事業者は、同法の対象となる「個人情報取扱事業者」に該当せず、義務の対象から除外されていました。なお、個人情報取扱事業者とは、個人情報データベース等を事業活動に利用している者をいいます。
しかし、この改正により、この5000件要件が撤廃され、小規模事業者も、この法律の対象となりました。
出典:個人情報保護法の改正法が成立~5000件要件の撤廃と中小企業への影響~

違反した場合の罰則など
個人情報保護法の適用の対象となる個人情報取扱事業者が、同法の定める義務に反し、この件に関する大臣の命令にも違反した場合、「6ヵ月以下の懲役又は30万円以下の罰金」の刑事罰などが課せられます(個人情報保護法第74条、第34条第2項・3項、第1項)。
また、刑事罰の他には、民事賠償や信用低下などのリスクが顕在化する可能性があります。
出典:違反時の罰則とリスク

近年の流出事件
①ベネッセ個人情報流出事件(平成26年)
 流出した個人情報(顧客の住所・電話番号・子どもと保護者の名前等)
 流出数(約760万件、最大可能性約2070万件)
 流出原因(内部者による不正な持ち出し)
出典:個人情報保護法とベネッセ名簿流出
②JTB個人情報流出事件(平成28年)
 流出した個人情報(顧客の氏名・住所・パスポート番号等)
 流出数(約793万件)
 流出原因(不正アクセス)
出典:JTB、793万人分の情報流出か 一部パスポート番号も 標的型攻撃で不正アクセス(ITmedia ビジネスオンライン)

個人情報の漏洩対策・個人情報の漏洩事案が発生した場合の対応
出典:誰にでも起こり得る個人情報漏洩の的確な予防と対策まとめ

コメント
上述のように、平成28年改正により、個人情報保護法が適用される対象が大幅に拡大されました。これに伴い、中小企業であっても、個人情報の保護について無関心ではいられなくなりました。
個人情報の保護を図るために、漏洩の予防策を徹底することも重要ではありますが、漏洩のリスクを完全にゼロにすることはできません。
従いまして、今後は、中小企業も、漏洩の予防策のみならず、個人情報保護法についての理解を深め、漏洩の可能性があることが判明した時点で、迅速に適切な措置を採れるような体制を整えておくことも強く求められることになると思われます。

企業法務ナビよりお知らせ
本記事は、約2年10ヶ月前に投稿された記事です。法律を内容とする記事の特性上、その改正や他の特別法の施行、経過措置期間の経過、関連判例の出現などによって内容が古くなり、現在は誤りとなる可能性がありますので、ご注意下さい。
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[著者情報] ikeda

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法務NAVIまとめ コンプライアンス 個人情報保護法
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2019年05月30日(木)
09:30 ~ 11:30
16,000円(税別)
東京都港区
講師情報
淵邊 善彦
ベンチャーラボ法律事務所 代表弁護士

1987年 東京大学法学部卒業
1989年 弁護士登録
1995年 ロンドン大学UCL(LL.M.)卒業
2000年よりTMI総合法律事務所にパートナーとして参画
2008年より中央大学ビジネススクール客員講師(13年より同客員教授)
2016年より2018年まで東京大学大学院法学政治学研究科教授
2019年ベンチャーラボ法律事務所開設

主にベンチャー・スタートアップ支援、M&A、国際取引、一般企業法務を取り扱う。

主著として、『業務委託契約書作成のポイント』(共著)、『契約書の見方・つくり方(第2版)』、『ビジネス法律力トレーニング』、『ビジネス常識としての法律(第2版)』(共著)、『シチュエーション別 提携契約の実務(第3版)』(共著)、『会社役員のための法務ハンドブック(第2版)』(共著)などがある。

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東京都中央区京橋
講師情報
吉川 達夫
ニューヨーク州弁護士/外資系企業 VP, General Counsel

外資系法務本部長、駒澤大学法科大学院、国士舘大学21世紀アジア学部非常勤講師
元Apple Japan法務本部長、元伊藤忠商事法務部、元Temple Law School日本校客員教授。上智大学法学部、Georgetown Univ. Law Center卒

編著:『ライセンス契約のすべて 実務応用編』(編著、第一法規、2018年)、『ライセンス契約のすべて 基礎編』(編著、第一法規、2018年)、『ダウンロードできる 英文契約書の作成実務』(編著、中央経済社、2018年)など、著作・論文多数

主催・協力
レクシスネクシス・ジャパン株式会社/ビジネスロー・ジャーナル
ニューヨーク州弁護士、外資系会社VP, General Counselの吉川達夫氏を講師にお招きし、過去数年間にわたり毎年多くの方からご参加を頂いております「今さら聞けない英文契約書セミナー」を、初心者向けの午前の部(基礎編)と、中級者向け午後の部(英文契約書交渉とドラフティング編)として開催いたします。

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《東京会場》施行間近の「限定提供データ」(平成30年改正不正競争防止法)の実務対応と営業秘密・限定提供データの漏えい防止の実務対応
2019年05月30日(木)
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講師情報
石川 智也、濱野 敏彦
■石川 智也(西村あさひ法律事務所 パートナー弁護士)
2005年東京大学法学部第一類卒業
2006年弁護士登録(第一東京弁護士会)
2015年バージニア大学ロースクール卒業(LL.M.)
2016年Max Planck Institute for Innovation and Competitionにあるミュンヘン知的財産法センター修了(LL.M.)
同年Noerr法律事務所ミュンヘンオフィス勤務
2017年米国ニューヨーク州弁護士登録

日本における知的財産法、営業秘密保護、個人情報保護法のほか、EUにおける知的財産制度・競争法、EUデータ保護規則をはじめとするグローバルベースでのデータ規制について詳しい。

■濱野 敏彦(西村あさひ法律事務所 弁護士)
2002年東京大学工学部卒業 同年弁理士試験合格
2004年東京大学大学院新領域創成科学研究科修了
2007年早稲田大学法科大学院法務研究科修了
2008年弁護士登録(第二東京弁護士会)
2009年弁理士登録
2011-2013年新日鐵住金株式会社知的財産部知的財産法務室出向

知的財産法、営業秘密保護、ITのほか、大学・大学院の3年間、AIの基礎技術であるニューラルネットワークの研究室に所属していたため、AIについても詳しい。

主催・協力
レクシスネクシス・ジャパン株式会社/ビジネスロー・ジャーナル
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《名古屋会場》第113回MSサロン 企業法務研究会「契約書レビューの手法」
2019年05月23日(木)
19:00 ~ 21:00
2,000円
名古屋市中区丸の内
講師情報
和田 圭介
略歴:
愛知県春日井市出身
愛知県立旭丘高校卒業
2004年 京都大学法学部卒業
2005年 弁護士登録(58期 第二東京弁護士会)
クリフォードチャンス法律事務所外国法共同事業入所
2008年 フランス系ラグジュアリーブランド日本支社(出向)
2010年 アメリカ、Duke University School of Law(法学部)LLM卒業
2010年 クリフォードチャンス香港オフィス(出向)
2011年 日系の大手財閥系総合商社のイギリス子会社の法務部(出向)
2013年 ニューヨーク州弁護士登録
2015年 IBS法律事務所開設(愛知県弁護士会に登録換え)
2017年 オリンピア法律事務所 パートナー
セミナー(60分)の後、交流会(60分)を行います。
セミナー部分では法務担当者のための意見交換会を行いたく考えています。
今回のテーマは「契約書レビューの手法」です。
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法務NAVIまとめ コンプライアンス 個人情報保護法
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2019年05月30日(木)
14:00 ~ 17:00
12,000円(税込)※7回連続受講でのお申込みの場合は計72,000円(税込)
名古屋市中区丸の内
講師情報
大久保 裕史
弁護士・NY州弁護士

グローバルに展開する大規模法律事務所であるクリフォードチャンス法律事務所において、国際的な企業法務を取り扱い、国内外の企業に法的助言を行う。その間に、国内大手商社法務部への出向やワシントンD.C.での勤務も経験。現在は、オリンピア法律事務所のパートナーとして、主に中部圏の企業の国際取引・海外進出をサポートしている。

略歴:
早稲田大学法学部・法科大学院卒業、
コロンビア大学ロースクール(LLM)卒業
2009年12月 弁護士登録
2010年1月~2018年4月
クリフォードチャンス法律事務所 外国法共同事業
2012年6月~2014年2月 三井物産株式会社 法務部(出向)
2015年9月~2016年7月
クリフォードチャンス・ワシントンD.C.オフィス(出向)
2016年5月 ニューヨーク州弁護士登録
2018年5月~ オリンピア法律事務所 パートナー
英文契約をこれから担当・現在担当している法務担当者の方などを対象としたセミナーです。第1回目のセミナー内容は国際企業法務の基礎(国際的な契約一般及び国際的な事業展開の形態に応じた注意点)です。
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《東京会場》第114回MSサロン
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2,000円
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講師情報
熊木 明
弁護士・カリフォルニア州弁護士
スキャデン・アープス法律事務所 パートナー弁護士
2000年 東京大学経済学部卒業
2007年 コロンビア大学ロースクール修了

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国内外の多くの顧客を代理しており、特に英文契約の実務に精通。
また、M&A及び英文契約に関する数多くのセミナーを行っている。
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今回のセミナー内容は、「法務担当者の為のM&A最新トレンド~最近のM&A実務の現場でのホットトピックを実例を踏まえながら解説します~」です。
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舩山 達
株式会社フルスピード(東証二部上場)
法務・総務部 部長
慶応義塾大学法学部法律学科卒
大阪市立大学大学院法学研究科法曹養成専攻修了
従業員5人のベンチャー企業に就職。2回の転職を経て現職。
少人数やノウハウの蓄積のないために業務の進め方に不安を持っている法務担当者のための意見交換会です。
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