TSUTAYA × スタバ カフェ図書館は成功するか?
2012/08/17 コンプライアンス, 民法・商法, 個人情報保護法, その他
概要
スターバックスコーヒージャパンとTSUTAYAを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(以下、CCC社)が図書館内での営業に関してライセンス契約を締結した。
CCC社は、来春から佐賀県武雄市立図書館の運営を開始する。全国初の民間企業による図書館運営となるが、その新たな試みの一環として図書館内でスタバのコーヒーを楽しめるサービスを展開することになる。
TSUTAYAとスターバックスとのコラボレーションは、「Book&Café」として、これまでもTSUTAYAが全国で展開してきた。今回も同様のスタイルを応用した形だが、自治体の図書館内にスターバックスが登場するのは初めてだ。
武雄市は、市のHPをFacebook内に移行するなど、これまでにない新たな自治体としての取り組みを続けている。今回のCCC社とスタバとのコラボレーションに対しても、利用者のニーズに応えて来訪者増加にもつながるものとして好意的に受け止められそうだ。
コメント
行政サービスの効率化の側面からも、官民の連携は今後も高まってくる。
企業側としては、既存のスキームを生かせるアイディアを積極的に提案していけるかが、民間資本が行政に参入できるかを左右することになる。
もっとも、ビジネスチャンスであると同時に、一層の企業コンプライアンスが求められることに留意しなければならない。CCC社が図書貸し出しにTポイントカードを利用証として利用することについて、個人情報保護の見地から問題とされたことからも明らかだ。この点については、本の利用履歴を収集するに留まっているとして、武雄市個人情報保護審議会は「条例上問題ない」との結論を出している。
しかし、図書館などのように公益的役割を担う施設運営にあたっては、万全な法意識をもたなければならない。
関連コンテンツ
新着情報
- 業務効率化
- Lecheck公式資料ダウンロード
- まとめ
- 経済安全保障法務:中国の改正国家秘密保護法の概要2024.3.15
- 2024年2月27日, 中国では国家秘密保護法(原文:中华人民共和国保守国家秘密法)の改正が成...
- 業務効率化
- 鈴与の契約書管理 公式資料ダウンロード
- 弁護士
- 松本 健大弁護士
- オリンピア法律事務所
- 〒460-0002
愛知県名古屋市中区丸の内一丁目17番19号 キリックス丸の内ビル5階
- ニュース
- 商品出荷拒否をめぐる、婦人靴アマガサとクルーズグループとの訴訟で判決2024.4.25
- NEW
- 婦人靴の卸売、小売などを行う株式会社アマガサが、保管・管理を委託していた自社製品の出荷を拒否さ...
- 解説動画
- 岡 伸夫弁護士
- 【無料】監査等委員会設置会社への移行手続きの検討 (最近の法令・他社動向等を踏まえて)
- 終了
- 視聴時間57分
- 弁護士
- 前田 敏洋弁護士
- 弁護士法人かなめ
- 〒530-0047
大阪府大阪市北区西天満4丁目1−15 西天満内藤ビル 602号
- セミナー
- 岡部 真記弁護士
- 森下 実名子弁護士
- 【リアル】契約審査のイロハ(座談会)-法務担当者向け 法務基礎シリーズ-
- NEW
- 2024/07/18
- 15:30~17:00
- 解説動画
- 加藤 賢弁護士
- 【無料】上場企業・IPO準備企業の会社法務部門・総務部門・経理部門の担当者が知っておきたい金融商品取引法の開示規制の基礎
- 終了
- 視聴時間1時間