企業法務コラム::企業法務ナビ




企業法務ナビ 法務 」「 コンプライアンス の研修・セミナー、スポット採用、人材紹介で企業法務をサポート

Webからのお問い合せ・資料請求:LinkIconお問い合せフォーム 電話でのお問い合せ・資料請求:0120-980-540

HOME > コラム > 企業法務コラム

⑥商品の仕入れ、他の取引先との契約について

執筆者: ECサイト運営企業法務部員
投稿日時: 2009-09-21 14:28:59

ECを運営する上では多様な関係者との間で取引を行うこととなります。

以下、関係者毎に契約時の基本的な注意点を記します。

ECシステム提供会社との契約

・システムにトラブルが生じた場合について、システム会社側の免責を認める条項が多いので注意してください。

・また、メンテナンスなどを行いシステムを一時停止する場合など、きちんと事前通告してから行う条項が入っていることを確認してください。

・機能の追加や、既存機能の修正を行う際には、きちんとどのような趣旨で、どのような操作感で、どのような機能が欲しいのかを詳しく正確に伝えましょう。でなければ、必ず齟齬が生まれます。

・システムで何か問題が起きている場合、確実に連絡が取れる緊急連絡先を聞いておきましょう。

・導入する際には、きちんと何が出来て何が出来ないかを確認しましょう。できれば、1ヶ月試用させてもらうのが一番です。

・既存のシステムをリプレイスする場合には、既存のデータをどのように移行できるのかを必ず詳細に確認しましょう。

・開発が必要になる場合には、納期の確認だけでなく、納期を遅れた場合の対応(損害賠償など)も決めておくとなお良いです。


仕入れ先との契約

・支払い方法、支払いターム、注文手続き、注文してからこちらに到着するまでの時間など基本的なことは必ず確認し、契約書ないし覚え書きに明記することをおすすめします。

・商品を仕入れた際には、いつ所有権がこちらに移転するのかを必ず確認してください。ほんの一例ですが、仕入れ先から発送する前の支払い時点で所有権が移転するとしている契約書を提示されたことがあります。妥当と思われるのは、「こちらが受け取った後、検品をすませた段階」などで所有権を移転するというものです。

・届いた商品に隠れた瑕疵があった場合についても、確認・明記しておくことをおすすめします。

・顧客からの返品率が異常に高いなどの場合に、仕入れ先への返品・返金を認めるという条項を入れられれば入れられるとなお良いです。

・海外の企業と取引する場合には、きちんと契約書について専門の弁護士などに相談をした方が安全です。


決済代行会社との契約

・どのようなシステムで決済を代行するのか、どのようにこちら側から管理するのかを確認する。

・導入しているシステムで利用できる決済システムか確認する。

・決済代行手数料や、回収タームを確認する。

・個人情報の取り扱いについて確認する

・顧客対応をどのように行うか、どのように分担するかについても確認が必要。


クレジットカード会社との契約

・カード不正利用の場合の取り扱いについては必ず確認する

・不正利用と疑わしい注文についてどのように不正かどう確認するか、確認手段についても確認する


発送代行会社との契約

・商品毎に取り扱い上の注意点があれば、必ず伝えること。

・在庫数の照合、商品の判別方法について確認する。

・在庫数の照合、商品の判別方法については、利用しているシステム上の在庫管理システムとどう連携するかも確認する。


運送会社との契約

・事故時の保証について詳細を確認し、保証されない部分がある商品が無いかどうか確認する。

・商品サイズ、重量、商品の種類などにより取り扱い・配送料が異なる場合がほとんどなので、システム的に対応できるかどうか確認する。


まとめ

いかがでしょうか。箇条書きとなってしまいましたが、契約は相手方があることなので、相手方によりさまざまな注意が必要です。取引先の増加に伴い、可能な限り担当者を置くことをおすすめいたします。